全国で相次いでいる水の事故。

7月5日午後、藤沢市の海水浴場で遊びに来ていた男子中学生3人が溺れ、ライフセーバーに救助されたが 意識不明の重体だった14歳の男子中学生が死亡。

7月5日午後、徳島県のキャンプ場近くの川で、溺れそうになった男子中学生を助けた男性 2人が深みにはまり死亡した。

後を絶たない水の事故。

関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」では、「海・川など水辺でヒヤッとした経験は?」という内容で街の人100人にアンケートをした。

「海・川など水辺でヒヤッとした経験は?」(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より)
「海・川など水辺でヒヤッとした経験は?」(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より)
この記事の画像(4枚)

■ヒヤッとした経験「ある」と答えた人が36人、「ない」と答えた人が64人

アンケートの結果は、「ある」と答えた人が36人、「ない」と答えた人が64人だった。

60代:川で遊んでた時に流れた。川の水流で。グルグルってなって底に巻き込まれた、小学校の時に。グルグルグルってなって、さらに流れた所がちょっと立てるぐらいの深さになったときに、自力で(助かった)。

40代:大人(主人)が足が着かなくなって、バタバタなりました。子どもを上げるのが必至で、本人が『もうあかんと思った』って言ってました。

30代:子どもを川で浮き輪で遊ばせてて、流れ早いじゃないですか、ひもで引っ張って遊ばせてたんですよ。ひもがぶちって切れて流されていった。『助けやな』と思って行ったけど、前におったお兄さんが止めてくれて助かった。

結果は、100人中36人、およそ4割が経験ありということだった。

他には、「一緒にいた人が足をつって一瞬溺れた」、「川の底で足が滑ってヒヤッとした」、「ボールを追いかけたら流されかけた」という声があった。

■”夏が長かった”去年過去10年で最多の水難事故「1535件」

警察庁によると、水難事故の発生件数が去年、過去10年で最も多い1535件を記録したという。

なぜここまで増えているのかというと、去年の秋は残暑が厳しく、”夏が長かった”ため、水辺に行く回数が増えて事故の可能性が高くなり、件数の増加に繋がっているのではないかということだ。

去年の水難事故 過去10年で最も多い1535件
去年の水難事故 過去10年で最も多い1535件

■片平さん「今年も夏が長いと思う 事故増えるのではと心配」

片平敦気象予報士は、今年も”夏は長くなりそう”という見解を示し、注意を呼びかけた。

片平敦気象予報士:皆さんご承知のように、早く梅雨明けしちゃってますから、長いし、じゃあ残暑が早く終わるかっていうとそうでもなくて、やっぱり長いと思うんです。水と接したいと思うような暑い時期が長くなりますので、今年も事故が増えるんじゃないかなって心配なんですよね。

熱中症もそうなんですけど、水の事故もとにかく子供さんから大人を目を離さない。
もうこれは鉄則だと思うんで、必ず子供の様子を見てあげて体調を崩してないか、危ないところ行ってないか、自分の遊びに集中しないようにしていただきたいなと思います。

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年7月10日放送)

片平気象予報士
片平気象予報士
関西テレビ
関西テレビ

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。