愛媛県松山市に夢と感動のサーカスが初上陸
7月5日に開幕した松山初上陸となる「ワールド・ドリームサーカス」は、世界トップレベルのアーティストたちが、さまざまな技で魅せるアクロバティックエンターテインメント。
初日の公演には、ほぼ満席となる約500人の観客が詰めかけ、迫力のパフォーマンスを楽しんだ。

鋼鉄の球体を爆走する「グローブ・オブ・デス」
開演と同時に会場の熱気は一気に高まる。
中でも観客を圧倒したのは、直径約5メートルの鋼鉄の球体内を3人のライダーがバイクで爆走する「グローブ・オブ・デス」だ。
最高時速80キロメートルのスピードで、ライダー同士がすれ違うスリリングな演出に、会場からは思わず声があがった。
「バイクがすごく迫力があって楽しかったですね」と話す男性は、「子どもにもすごい刺激になるし、とってもいいことだと思います」と笑顔で感想を語った。

美しさと技が融合した「シルクファンタジー」
サーカスの魅力は迫力だけではない。
布でできたひもに絡み合うようにパフォーマンスする「シルクファンタジー」では、パフォーマーとひもが一体となった美しい演技に観客は息をのんだ。
まるでひも自体が生命を持っているかのような優美な動きは、芸術性の高さを感じさせる。

笑いと驚きを届けるピエロたち
サーカスで欠かせないのがピエロ。
カラフルな衣装を身にまとったピエロたちは、観客を巻き込んで会場を盛り上げる。
ピエロに促されて、ステージに上がった男性が挑戦したのは「人間輪投げ」だ。
ピエロが投げた輪を男性が器用に手と首でキャッチすると、客席からは大きな拍手が湧き起こった。

クライマックスは目隠し空中ブランコ
サーカスのクライマックスを飾るのは、やはりこれ!
空中ブランコだ。
特に目隠しをして空中を行き来する大技は、手に汗握る迫力がある。高度な技術と勇気が必要なこのパフォーマンスに、会場からは何度も歓声が上がった。
「最後の空中ブランコがすごかったですね」と話す男性は、「いい土曜日の休日になったと思います」と満足げな表情を見せた。

子どもから大人まで魅了する世界レベルのエンターテイメント
「(Q.どの演目がよかった?)空中ブランコ」と、興奮した様子で話す子どもたち。
「すごくすてきで楽しかったです」という男性、「全部」の演目がよかったと話す男の子など、年齢を問わず多くの観客が感動を語った。

ワールド・ドリームサーカスは9月23日まで
世界トップレベルのアーティストたちが繰り広げる、アクロバティックエンターテイメントは、松山市・城山公園の特設会場で9月23日まで行われる。
夏休みのファミリーイベントとして、多くの人々の心に残る体験になりそうだ。
