福島県では“百日ぜき”の患者が5週連続で過去最多を更新し、流行が続いている。
“百日ぜき”は百日咳菌の感染により、激しい咳などの発作を引き起こす急性の気道感染症で、乳児が感染すると重症化し、肺炎や脳症を合併するおそれがある。
福島県では6月30日から7月6日までの1週間で81人の患者が報告され、前の週から22人増えて5週連続で過去最多を更新した。
2025年に入ってからの累計では531人となっていて、現在の方法で統計を取り始めて以降、最も多かった年の1年間の数をすでに大きく上回っている。
また、福島県では伝染性紅斑(リンゴ病)についても依然として警報レベルが続いていて、県は手洗いや適切なマスクの着用など基本的な感染予防の徹底を呼びかけている。