富士山は7月10日午前9時、静岡県内3つの登山道が山頂まで開通し、山開きを迎えました。
冬季閉鎖が解除されたのは富士宮ルート(6合目~山頂)、御殿場ルート(新5合目~山頂)、須走ルート(5合目~山頂)の3つの登山道です。
静岡県側では2025年度の夏山シーズンから県富士登山条例及び県手数料徴収条例に基づき登山規制が初めて実施されます。
具体的には富士山の保全・安全登山に関わるルールやマナーについて事前学習を修了する必要があるほか、午後2時から翌午前3時までの間に入山する場合は山小屋の宿泊を予約している必要があります。
また、これまで任意で協力を呼びかけていた保全協力金に代わって、1人1回につき入山料として4000円の納付が義務化されました。
一方で、山梨県が1日あたりの登山者数の上限を4000人と制限しているのに対し、静岡県側は人数規制を設けていません。