参院選が公示され、各地で投票を呼びかける啓発活動も盛んに行われています。
こうした中、鳥取県南部町では約100年前に行われた、初めての普通選挙のポスターなどを展示する企画展が開かれています。

南部町の「祐生出会いの館」で開かれている企画展「選挙の熱気 第1回普通選挙展」です。

南部町出身の版画家・板祐生が生前に収集したコレクションの中から、初めての普通選挙、1928年の衆議院選挙のポスターや新聞などの資料約100点が展示されています。

1925年に普通選挙法が制定され、納税額に関わらず満25歳以上の全ての男性に選挙権が与えられた、初めての選挙でポスターからは誰でも政治に参加できる新しい時代の幕開けを喜ぶ当時の人々の熱気が伝わってきます。

こちらは当時の内務省が制作した啓発ポスター。

国の未来を明るくするのも暗くするのも有権者の1票だと説いています。
また、こちらは有権者に「選挙の心得」を示した島根県制作のポスター。
イラストを使って分かりやすく説明しています。

祐生出会いの館 中尾慶治郎副館長:
世界が選挙で、どう変わっているかを(ポスターは)熱っぽく語っているので今の私たちに響きます。そんなところを見ていただけたら。

この企画展は7月28日まで、南部町の「祐生出会いの館」で開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。