宮城県南三陸町で、小学生たちが田んぼに生息する生き物を観察し、地域の自然の豊かさを学びました。
これは、南三陸町の山間部入谷地区で身近な自然の豊かさや自然環境の大切さを実感してもらおうと、地区の農家が毎年行っているものです。
7月9日は入谷小学校の2年生から4年生25人が網を使って田んぼや用水路の生き物を捕まえ、調べました。
「あーっ、ちょうちょ捕まえたーっ」
蝶やトンボ以外にも昔からこのあたりに棲む様々な生き物が見つかりました。
体の黒い斑点が特徴の「トウキョウダルマガエル」、ゲンゴロウに似た水生昆虫の「ガムシ」。
「アカハライモリ」は、環境省が準絶滅危惧種に指定している両生類です。
地元の農家によると、この地区の水田には、アメリカザリガニやウシガエルといった外来生物が入り込んでいないため、昔ながらの生態系が守られているということです。
4年生
「アカハライモリや、カエルやヤゴがいっぱいいました」
2年生
「オタマジャクシとか、自然に過ごせる田んぼがいい」
4年生
「田んぼにすんでいる生き物などを守っていきたい」