6月21日からトカラ列島近海で続く群発地震を受けて、鹿児島県十島村の悪石島から新たに5人が島外避難し、先ほど鹿児島市に到着しました。
轟木康陽記者
「午後6時前です。第3陣の避難者を乗せたフェリーとしま2が鹿児島市の港に入港してきました」
先ほど、地震が続く十島村の悪石島から20代から70代の男女5人の島外避難者を乗せた村営船「フェリーとしま2」が鹿児島市の南ふ頭に到着しました。
7月4日から始まった島外避難もこれが第3陣となります。
船を下りた避難者たちは十島村が用意したホテルや親族の家などに向かっていきました。
十島村によりますと、これまでに64人が島外避難をしていて、9日現在で悪石島には20人、小宝島には44人の住民が残っているということです。
鹿児島地方気象台によりますと、6月21日から続く群発地震で、トカラ列島近海では震度1以上の地震が9日午後5時までにあわせて1725回観測されています。
9日だけでみると午後5時までに19回発生していて、7日からの3日間の地震の回数はいずれも100回を切っていますが、気象台は当面の間、最大深度6弱程度の地震に注意するようよびかけています。