ファッション通販大手「ZOZO」の創業者・前澤友作さんの資産管理会社が、約4億円の申告漏れを指摘されていたことが分かりました。
関係者によりますと、前澤さんが100%の株を保有している「グーニーズ」は、会社の債券を発行し、購入したコンサル会社に利子を支払ったとして経費に計上しました。
その後、コンサル会社は、前澤さんの知人に同じ額の債券を発行し利子を支払っています。
知人は前澤さんからの貸し付けで債券を購入していたということで、「グーニーズ」からの利子の多くが最終的に知人の所得となった形です。
東京国税局は、実質的には知人への「寄付」にあたると判断し、経費と認めなかったとみられ、約4億円の申告漏れを指摘しました。
前澤さんの代理人によりますと、この知人は前澤さんに養育義務のある子供たちの母親にあたる人だということです。
前澤さんは、「この度は申し訳ありませんでした。より一層適切な納税を心がけてまいります」とコメントしています。