梅雨とは思えない天気が続いていますが、21年前には7.13水害が発生するなど、この時期は大雨による災害に注意が必要となります。新潟市では7月8日、小学生が災害級の大雨を体験し、備えの重要性を学んでいました。
8日、北陸地方整備局の施設で防災学習を行ったのは黒埼南小学校の4年生です。
21年前の7.13水害など雨による災害の危険が高まるこの時期…児童たちは降雨体験装置で段階的に強まる災害級の雨を体感。
1時間あたり30ミリの激しい雨から始まり、最後には…
【児童】
「やばい。やばい」
1982年に299人が犠牲となった長崎大水害と同じ1時間に約180ミリの雨が再現されました。記者もその雨を体験してみると…
【記者リポート】
「片手で傘を持つと手が揺れます。周りの音が全く聞こえず、私の声もかき消されてしまいます」
児童たちは想像以上の雨の強さに災害への意識を高めていました。
【児童】
「強い雨が何分も何時間も降り続けたら怖い。安全な場所に避難して身を守りたい」
【国土交通省北陸地方整備局北陸技術事務所 柴田伸久 防災・技術課長】
「大雨で周辺の状況が悪化する前に、正確な情報収集と早めに避難することが大切」
北陸地方整備局は緊急時の対応について家族で話し合い備えるよう呼びかけています。