開幕まで1カ月を切った仙台七夕まつりの話題です。仙台市若林区にある紙店では、七夕飾りの制作が最盛期を迎えています。
若林区卸町にある老舗紙店、「鳴海屋紙商事」です。
記者リポート
「失礼します。おーすごいですね、こちらには完成した吹き流しや、くす玉などがずらりと並んでいます。そしてその横では、今も職人さんがもくもくと作業を続けています」
こちらの会社では、まつり全体の3分の1にあたるおよそ1000個の七夕飾りを制作しています。すでに600個ほどが完成しましたが、今が忙しさのピークだそうです。
二瓶美恵子さん(制作歴13年目)
「どんどん注文期限が迫ってきているので、焦っている状態ですね」
大きいもので直径60センチを超える七夕飾り。一つ一つ…全てが手作業です。
こちらの会社では、5年ほど前から、一人でも多くの人が祭りに携われるように、七夕飾りの制作作業の一部を、県内の福祉事業所に委託しているということです。
鳴海屋紙商事 佐藤卓央社長
「裾野を広げる制作段階から、みんなで参加できるお祭りを作っていきたいと思っています。目を閉じてもらうと、和紙と和紙が風でこすれる音も、魅力の一つになるので、体全体で七夕飾りを楽しんでほしい」
仙台七夕まつりは8月6日から8日まで開催されます。