生産者の高齢化などで収穫量が減少している「山椒」を栽培するプロジェクトが、高千穂町などで進められています。

7月8日は収穫の様子がメディアに公開されました。
ハウス食品グループ本社や高千穂町の原木乾しいたけの卸売業者「杉本商店」などは、しいたけ生産者と連携し、3年前から宮崎県北部と熊本県の合わせて8つの町と村で山椒の栽培に取り組んできました。

山椒は、今年から収穫できるようになり、およそ30本が植えられている高千穂町の産地で、収穫の様子が公開されました。

山椒の生産は原木乾しいたけに比べて、体への負担が少なく、収穫時期も異なるため新たな収入源としても期待されています。

(生産者 飯干公昭さん)
「中山間地域なので、どうしても高齢化だったり、農業を続けていくのがなかなか厳しい中で、生活の安定につながっていくような農業ということで期待がすごく大きい。」

(ハウス食品グループ本社 岡本雄一取締役)
「山椒を日本国内だけではなく、世界に、グローバルにその価値を、魅力を発信していきたい。」

また、8日は、関係者が山椒を使ったアイスやうなぎのかば焼きを試食しました。

(関係者)
「ふわーっと香るような感じがして美味しいです」

今年は試作品をつくり、再来年から本格的に販売を始める予定です。

テレビ宮崎
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