アメリカのトランプ大統領は、ロシアによる侵攻が続くウクライナについて「非常に激しい攻撃を受けている」として、一時停止していた武器供与を再開する考えを示しました。
トランプ氏は7日、ホワイトハウスで記者団に対し「(アメリカはウクライナに)さらに兵器を送る。そうしなければならない。(ウクライナは)自衛できなければならない。彼らは今、非常に激しい攻撃を受けている」と述べ、ウクライナの防衛を支援するため、武器を追加供与する考えを示しました。
ただ、武器の種類など詳細は明らかにしませんでした。
アメリカ国防総省は7月初め、国内の在庫減少を理由にウクライナへの防空システム「パトリオット」用ミサイルなどの武器供与を一時停止していました。
供与一時停止の報道から1週間ほどで方針を転換した形となります。
こうした中、アメリカのニュースサイト、アクシオスは8日、トランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領に「パトリオット」用ミサイル10発の供与を約束したと報じました。
当初の予定よりも少ないとしています。