8日も各地でゲリラ雷雨が発生。
山口市では、商店街のアーケードから水が滝のように流れ落ちています。

また、大阪・関西万博の会場でもゲリラ雷雨が発生しました。

連日、日本のどこかで発生している局地的な大雨「ゲリラ雷雨」。
民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、7月1日からの1週間で、北海道で595回、東北で1370回、関東甲信で1358回発生するなど、すでに全国で5635回発生しているということです。

2024年のゲリラ雷雨の遭遇率が全国1位となった群馬県で話を聞くと「ひょうも降って、車がぼこぼこになっちゃった。修理代が100万円くらいかかった」「慣れてる。ゴロゴロさまって言うんだよ。カミナリさまはバカなやつだよ、俺ばかり狙って~っていう歌があったな」などの話が聞かれました。

そうした中、ウェザーニューズが2025年のゲリラ雷雨の傾向を発表。

7月から9月までの3カ月に全国で約7万8000回発生すると予想しました。
多そうに見えますが、実は過去5年とほぼ同じだということです。

東京が1100回、愛知が1500回、大阪が450回程度としていて、最も多いのは北海道で5800回程度発生するとしています。

北海道が多い理由をウェザーニューズに尋ねたところ、「北海道は面積が大きいため必然的に発生回数が多くなります」と回答がありました。

他の都府県より面積が多いのが理由で、面積あたりにすると他の都府県より少なくなるということです。

いつ・どこで発生するか分からないことからこう呼ばれることになった「ゲリラ雷雨」。
8月中旬が発生のピークと予想されていますが、9月まで長期間にわたって警戒が必要です。

そして8日午後、広島・北広島町大字付近で約110mmの雨を解析し、記録的短時間大雨情報が発表されました。