陸上自衛隊多賀城駐屯地の30代の自衛隊員が「コタマガイ」を密漁したとして、5日間の停職処分となりました。
隊員は「家族と食べようと思い、密漁の認識はなかった」などと話しています。
陸上自衛隊多賀城駐屯地の第22即応機動連隊に所属する30代の一等陸曹は、2024年5月、宮城県亘理町の海岸でコタマガイ約4キロを密漁したということです。
一等陸曹はその場で海上保安官から職務質問を受けており、11月に仙台簡易裁判所から罰金の略式命令を受けていました。
駐屯地の調査に対し1等陸曹は
「家族と食べようと思った。密漁の認識がなかった。深く反省している。」
などと話しているということです。
コタマガイは大型の二枚貝で、各地の砂浜の波打ち際に現れることがあります。
あっさりした味で、広く食用として親しまれていますが、漁業権の対象となっています。
第22即応機動連隊長は
「隊員がこのような不祥事を起こしたことを深く受け止めており、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。今後、同種事案防止の教育・指導を徹底して事案の絶無に努めてまいります。」
とコメントしています。