三重ヴェルデウィン・上田郁也選手
愛媛県松前町出身で、現在、三重県のソフトボール国内トップリーグチームでキャッチャーを務める上田郁也選手(28)。
三重ヴェルデウィン・上田郁也選手(松前町出身):
「(Qソフトボールの魅力は?)中学時代は野球で、外国の方に行くと(球速)140キロというスピードまで行くんで、それを短い距離で打ったり、守備も距離短い中で、打球さばいていったりというのは、野球にない魅力」

強い肩の力とパワフルバッティングが魅力
強肩と、パワフルなバッティングが魅力の上田選手。
松山工業高校時代には愛媛県勢初のインターハイ優勝。大学でも日本一や19歳以下の日本代表にも選ばれ世界一に輝くなど数々の成績を残してきた。
上田選手は、6月、地元・愛媛で女子ソフトボールの伊予銀行ヴェールズの選手らと自主練習に励んでいた。
上田選手:
「やっぱり愛媛って、いい所やなって。ゆくゆくは自分が育った所でもあるので、戻って、指導者としても、機会があればプレイヤーとしても活躍したい部分はあります」

ワールドカップの最終ステージ
そんな上田選手、7月にある大きな舞台に挑戦する。
上田選手:
「世界一をかけた戦いが始まるんですけど、ワールドカップの最終ステージ」
今月8日からカナダで開かれるワールドカップの最終ラウンドに、日本代表として初めて出場。
上田選手:
「すごくうれしかったですし、ただそこで終わりじゃないっていうのは思っていたので、その先で戦っていきたい、世界の一番になりたいっていう思いで、ずっと挑んできた」

悲願の優勝・世界一を掴みたい
伊予銀行ヴェールズの監督で、日本代表でキャプテンも務めた石村寛さんも、上田選手にエールを送る。
石村寛さん:
「やるからには優勝を目指して、日本代表として、日の丸背負って、自分のことのようにうれしいですし、活躍してほしい思いが本当に強いです」
上田選手:
「世界一獲ってきます!」
石村さん:
「頑張って!」
日本代表はこれまで準優勝が過去最高成績。悲願の優勝・世界一を掴むため、上田選手は闘志を燃やす。

勝ちゃええんや
上田選手:
「目指すは世界一なんで、外国のバッターは力もあって、いろんなボールにも対応してきて、全然レベルが違うんですけど、信頼の置けるキャッチャーといいますか、ここは上田にしか任せられへんっていうようなキャッチャーになりたい」
日の丸を背負い、信頼の置けるキャッチャーに。
ふるさと愛媛から代表初の世界一へ、大きな夢の放物線を描く。
