アメリカのトランプ大統領は7日、広島と長崎への原爆投下を決定した当時のトルーマン大統領に言及し、「多くの戦闘を止めた」と主張しました。
トランプ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相との夕食会の冒頭で記者団に対し、イランの核施設への攻撃について「まさに終わりのはじまりだった」と振り返り、イランの非核化に向けた攻撃の正当性を主張しました。
そのうえで「(イランへの)爆弾投下後、それが何かは言いたくないが、昔のある出来事を思い起こさせるものだった」と語り、広島と長崎への原爆投下を決定したトルーマン元大統領に言及しました。
トランプ大統領:
ハリー・トルーマン(元大統領)の写真が(ホワイトハウスの)ロビーの中心に飾られている。正当な位置に飾られている。なぜなら彼は多くの戦闘を止めた。爆弾投下は多くの戦いを止めた。爆弾を投下することで状況は全く変わった。
トランプ氏は先月行われたNATO=北大西洋条約機構の首脳会議の場でもイランの核施設に実施した攻撃と日本への原爆投下を比較して「どちらも戦争を終結させるために使われた。本質的に同じことだ」と発言しています。