通信関連会社の代表が、1億円余りを脱税した疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
逮捕された東京・新宿区の通信関連業「JCN」代表の岡嘉夫容疑者(57)は、知人が代表を務める複数の会社に商品を仕入れたように装って経費に計上し、3億円余りの所得を隠すなどして法人税と消費税、あわせて1億1700万円を脱税した疑いが持たれています。
不正に得た金は、不動産の購入や預金に充てていたということです。
岡容疑者は、携帯電話の「かけ放題」プランを悪用し、接続料収入を増やす「トラフィックポンピング」で利益を得ていたとみられ、特捜部と東京国税局は関係先の家宅捜索などを行い、実態解明を進めています。