アメリカ南部・テキサス州で起きた洪水による死者が100人を超えました。
4日未明にテキサス州を襲った洪水による被害はさらに拡大し、現地メディアによりますと、7日現在、死者は104人にのぼり、数十人の行方がいまだ不明です。
被害は、豪雨で水位が急上昇したグアダルーペ川沿いのキャンプ地に集中していて、当時サマーキャンプに参加していた少女や引率者ら27人の死亡も確認されました。
生存率が時間を追うとともに低下する中、現地当局は夜通し捜索を続けています。
一方、人的被害がここまで拡大したことが問題視されています。
水かさの急な上昇は予測不可能だったとされ、ホワイトハウスの報道官は7日の会見で「気象当局は適切に対応した」と強調しています。
しかし、一部の地域で警報システム自体が存在しなかったことや、携帯電話が圏外となり、警報が一部受信できなかったことが明らかになっています。