景気の現状を示す指数が2か月ぶりに低下し、基調判断は「悪化を示す」に引き下げられました。
内閣府が発表した5月の景気動向指数は、景気の現状を示す「一致指数」が、前の月から0.1ポイント低下し115.9となりました。
低下は2カ月ぶりで、航空機エンジン部品の出荷やガソリンの販売減少などが押し下げの要因としています。
また一致指数を機械的に当てはめた基調判断を「悪化を示している」に下方修正しました。
基調判断で、景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」の表現が使われるのは、新型コロナの影響を受けた2020年7月以来、4年10カ月ぶりです。
内閣府は、「今後の指標の動きをより慎重に見ていくべきサイン」と説明しています。