竹は竹でも珍しい「竹の花」の話題です。
「120年に一度しか咲かない」とも言われていて、情報を提供した雲南市の夫婦が大切に見守っています。
久村 真司さん:
これです。これは若いほうで、だんだんと茶色くなって、うまくいけば黒い米のような種になります。
枝先に広がる稲穂のようなもの…。竹の花です。
久村真司さん:
近所の人からすごいことだと教えてくれて、調べてみたらすごいことだなと。そこで初めて感動がわいてきました。
雲南市の久村真司さんの自宅の庭に50年前に植えたという黒竹と呼ばれる竹。
5月のはじめ頃から花を咲かせていたのを、妻の利枝さんが見つけました。
実は、竹は数十年から百年単位の周期で一度だけ花を咲かせ、その後、一斉に枯れてしまう特徴があるといいます。
中でも黒竹は、120年に一度しか花を咲かせないといわれていることから、久村さん夫婦は、一生に一度のチャンスとしてその貴重な瞬間を楽しんでいます。
「超貴重」な花の話を聞きつけて訪れた人も…。
近所の人:
花を初めて見たので驚きですね。
珍しいものを見せてもらってありがたいなと思いました。
久村真司さん:
(今後は)種を採取して発芽させてみようと思っています。
久村さんは、次の120年後の開花のために、「貴重な種」から次の世代の黒竹を育てたいと意気込んでいます。