カラカラの農地!農家からあがる水不足の悲鳴!
山陰地方は7日すべての観測地点で30℃以上の真夏日となり加えて、梅雨明け以降1週間以上雨が降らない厳しい状況です。
7日の最高気温は、35.6℃の猛暑日となった津和野を筆頭に、鳥取と米子33.5℃、松江33.4℃と、両県の観測地点すべてで30℃以上の厳しい暑さとなりました。
山陰両県では、記録的な早さだった6月27日の梅雨明け以降、雨がほとんど降っていません。この雨不足…夏野菜に大きな影響を与えています。
松江市東出雲町の農家は…。
鶴原農園 鶴原治代表:
トウモロコシに限らず植物にとって今、水が必要。ナスビ・キュウリ・すべての夏野菜に水が不足しています。
村上遥アナウンサー:
畑の土を触ってみると、まずとても熱いです。水分が全くなく固くなっています。
出荷が始まっているトウモロコシですが、見た目にも変化が…。
村上遥アナウンサー:
水不足のトウモロコシはどのようになるんですか?
鶴原農園 鶴原治代表:
この様に歯抜けができる。正常なトウモロコシは実がびっしり並ぶけど(水不足のトウモロコシは)バランスが悪く並ぶ。下手したら半分くらい破棄になる。
雨不足によって生育不良が起きていて、出荷基準に満たないものは、廃棄せざるを得ないといいます。
背の高いトウモロコシは、スプリンクラーを使って水を撒くことができないため、まとまった雨を待つしかない状況だといいます。
鶴原農園 鶴原治代表:
本来ならもっと雨が降ってたら背丈はこのぐらいまでなる。
とにかく夕立でもいいから、なんでも良いから一雨1時間ほど降ってほしい。
今後の予報ですが、農家の表情がさらに「曇る」天気になりそうです。
今週は概ね晴れる見込みで、雨の降る気配がなく、鳥取で35℃予想など猛暑が続く見込みです。ただ来週は、雨のマークが出ていています。
これは太平洋高気圧の勢力が弱くなると予想されているためで、前線や低気圧などの影響を受ける恐れもあります。
不安定な天気となりますが、待望の雨があるかもしれません。