以前交際していた女性へのストーカー規制法違反や放火など、5つの罪に問われている元消防士の裁判で検察は懲役7年を求刑しました。

高岡市消防本部の元消防士、林陽太被告(27)は元交際相手の女性に対するストーカー規制法違反、富山市の住宅に火をつけ、玄関を燃やした放火の罪、また立山町のアパートで郵便受けからガソリンを流し込んだ放火予備と殺人予備など5つの罪に問われています。

富山市の住宅と立山町のアパートは、それぞれ林被告が以前交際していた女性の新しい交際相手の実家や自宅でした。

7日の公判で検察側は「女性と復縁する自己の目的を果たすため、女性の交際相手やその家族の生命を顧みない、身勝手で悪質な犯行」として懲役7年を求刑しました。

一方、弁護側は放火などの罪は認めたものの、放火予備と殺人予備については「現場に火をつける道具を持っていっておらず殺意はなかった」として、罪は成立しないと主張しました。

判決は今月11日に言い渡されます。

富山テレビ
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