太平洋戦争末期、尖閣諸島近海でアメリカ軍の攻撃を受けた疎開船の犠牲者を追悼する慰霊祭が石垣市で執り行われました。
80年前の7月3日、石垣島から台湾へ向かっていた疎開船2隻が尖閣諸島の近海でアメリカ軍の攻撃を受け、1隻が沈没、もう一隻は魚釣島に漂着しました。
慰霊祭には遺族会からおよそ30人が参列し慰霊碑に名前が刻まれた80人を追悼しました。
遺族会の宮良会長は「戦争の悲劇を繰り返さないという決意を次世代につなぐ事が私たちの大きな役目だ」と述べました。
▽慰霊祭に参列した大浜善和さん:
二度とこういう悲惨な戦争は起こしてはならないというメッセージはひしひしと伝わってきたので遺族会だけじゃなくて平和を求める全人類が目指すべきことかなと
遺族会では今後市の協力を得るなどして慰霊祭を継続させる方針です。