福島睦アナウンサー:
心頭滅却すれば火もまた涼し。真夏のような暑さが続く中、園児たちが座禅を体験しています。

出雲市の一畑薬師。涼しげな風鈴の音が響くなか訪れたのは、松江市のたまちこども園の園児たち。「夏の遠足」です。(園児58人)

異例の早さで梅雨が明けたあと、続く厳しい暑さの中、約1800個の風鈴が奏でる音色を楽しみながら境内を散歩しました。
その園児たち…この古刹で体験するのは座禅です。

住職:
まずは足を組みましょう。片方の足を手で持ち上げてください。

姿勢や手の組み方など作法を学んでいよいよ挑戦です。
涼しい風が吹く中、ゆっくりと呼吸して心を落ち着かせます。
住職は警策と呼ばれる木の棒を手に見回り、子どもの肩を打って集中するよう諭します。
もちろん先生にも容赦ありません。心を静めるよう促します。
約40分間、園児たちは一言も喋ることなく頑張り抜きました。

園児:
たたくのがちょっと痛かったけど楽しかった。
何も考えないようにがんばった。
涼しかった。

まさに心頭滅却すれば火もまた涼し…。
園児たちは幼いなりに、暑さに負けない心が鍛えられたようです。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。