7月4日の山陰地方は、高気圧に覆われて厳しい暑さとなっています。
6月27日の梅雨明け以降、1ミリ以上の雨は観測されておらず、高温と少雨の状況はしばらく続くと予想され、気象台などが熱中症などへの警戒を呼びかけています。
鳥取市では、午前10時の時点の気温は33℃とすでに真夏日となっています。
米子はさらに高く33.7℃、松江で31.3℃など多くの地点で朝から厳しい暑さとなっています。
4日の予想最高気温は、鳥取で35℃、米子で36℃、松江で33℃などで、特に米子は4日連続の猛暑日になる見込みです。
6月23日からの1週間に熱中症によって搬送された人の数は、島根県で25人、鳥取県で27人で、2024年の同じ期間と比べほぼ倍となっています。
また、2025年5月からの累計では、両県で100人を超えています。
気象台では、この先も平年に比べてかなりの高温の状態が続くと予想されることから、熱中症への警戒を呼びかけています。
また、6月27日に観測史上最も早く梅雨明けが発表された山陰地方では、3日までのまる1週間、1ミリ以上の雨が降っていません。
高温や少雨に伴い農作物や家畜の管理などにも注意が必要です。