厳しい暑さが続く中、島根県邑南町では、民家の庭で丹精込めて育てられた「ユリ」の花が見ごろを迎えています。
ピンクにオレンジ、そして黄色、色とりどりのユリの花。
邑南町市木地区の民家の庭に大輪が咲きそろいました。
5年前、邑南町に移住した田中治夫さんが、広さ10平方メートルの自宅の庭で丹精込めて育ててきました。
夫婦で毎年少しずつ植え付け、今では、庭に大人の手のひらほどあるスカシユリなどが800本、裏庭や近くの空き地のユリも合わせると約2500本のユリが花を咲かせるようになりました。
連日厳しい暑さが続く中、邑南町の平均気温は、松江など平野部と比べて2℃から3℃ほど低く、高原を吹く風とカラフルなユリの花がしばしの“涼”をもたらしてくれそうです。
このユリは、田中さんにひと声を掛ければ自由に見られるということで、7月半ばまでが見ごろとなりそうです。