岩手・宮古市長を4期16年務めた山本正徳さんが7月2日に任期満了を迎え、市役所を後にしました。

2日は山本正徳前市長の退任式が開かれ、約100人の職員が出席しました。

山本前市長は宮古市田老出身の69歳で、2009年の市長選挙で初当選しました。
2年後の2011年に東日本大震災が発生した後は、津波被害からの復興へ向けた指揮をとってきました。

また、太陽光発電所を設置して災害に強いエネルギー供給体制の構築を進めたほか、クルーズ船の誘致をして産業振興に尽力するなど、4期16年にわたって市政のかじ取りを担ってきました。

山本正徳前市長
「皆さんのおかげで、私の市長生活が非常に充実したものだった。皆さんに感謝をして終わりたい。ありがとうございました」

このあと、職員から花束を受け取り、多くの職員に見送られながら市役所を後にすると、自宅に帰るため三陸鉄道に乗り込み出発していきました。

山本前市長の退任で、県内の沿岸自治体で東日本大震災が発生したときから務めていた市町村長はいなくなりました。

岩手めんこいテレビ
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