「政権選択選挙」とも位置づけられる参議院議員選挙が3日に公示されました。

福岡選挙区では改選定数3に対して13人が立候補し、17日間の選挙戦がスタートしました。

3日朝、福岡県庁に集まった各陣営が引いたのは、届出順を決めるくじ。

これを皮切りに、17日間にわたる選挙戦がスタートしました。

参院選福岡選挙区には改選定数3に対して、現職と新人のあわせて13人が立候補を届け出ました。

さっそく街頭に立った候補者たちは、現金給付か減税かで与野党が真っ向から対立している「物価高対策」などについて有権者に訴えました。

◆参政党 新人・中田優子 氏(35)
「消費税の減税、そして段階的廃止を訴えております。そして消費税だけで保険料が上がってしまっては意味がありません。消費税と保険料のバランス、この国民負担率と呼ばれる負担率を上限35%までにしましょうと」

◆立憲民主党 現職・野田国義 氏(67)
「食料品にかかっております。消費税をゼロにする、ゼロにするということを決定いたしました。我々はできることをすぐにやっていく」

◆国民民主党 新人・川元健一 氏(45)
「手取りを増やす夏にする。そこはまずはしっかりと減税で、減税の経済政策でこの国の経済をしっかりと回していく。暮らしを支えていく。それから始めたいと思います」

◆公明党 現職・下野六太 氏(61)
「国民の皆様1人2万円、非課税世帯の方は4万円。そのくらいのまとまった金額のお金が家計の中に入ってくるという見込みがあるかどうかということが極めて大きいと私は思っております」

◆日本維新の会 新人・伊藤博文 氏(56)
「日本維新の会は、教育無償化、しっかりと訴えています。物価は上がり続けています。それなのに何もしない、それが今の政治なんです。子供たちの未来をしっかりとつないでいくためにも、教育がしっかりと必要なんです」

◆日本保守党 新人・森健太郎 氏(47)
「変わるべきは日本政府なんです。自民党、公明党、もうぶっ潰さんといかん。日本保守党こそが、この福岡からしっかり日本の伝統、文化、誇り、これをしっかり守っていきます」

◆れいわ新選組 新人・沖園理恵 氏(50)
「この日本の政治はあまりにもおかしすぎる。国民の生活がおろそかになっています。私たちの命と暮らしを守る。そんな政策をしっかりと、れいわ新選組は訴えてまいります」

◆社会民主党 新人・那須敬子 氏(65)
「競争でなく協力を、そして安心できる社会を。弱音がはける社会、民主主義の社会を築いていきます。社民党は命と暮らしファーストです」

◆自由民主党 現職・松山政司 氏(66)
「引き続き、物価高に負けない、この賃上げ、これを徹底して地方経済に、そして中小、小規模事業者にしっかり浸透するまで、全力で取り組んで参ります」

◆日本共産党 新人・山口湧人 氏(35)
「給付金よりも減税を。5パーセントへの減税で、インボイスも廃止する。消費税を5パーセントに減税すれば、年間12万円の減税効果となります」

福岡選挙区にはこのほかに、諸派の新人・冨永正博氏(47)、諸派の新人・村上成俊氏(54)、諸派の新人・古川あおい氏(34)の3人も立候補し、それぞれの政策を有権者に訴えています。

注目の参議院選挙、4日からはさっそく期日前投票が始まり、7月20日に投開票が行われます。

テレビ西日本
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