物価高の影響で、いま「水筒」のニーズが高まっているそうです。
驚きの進化を遂げるとともに、年間10万円以上も節約できるという試算も出ています。
3日の最高気温は久留米市で37.2℃、太宰府市で36.6℃など、危険な暑さとなった福岡県内。
熱中症対策として欠かせないのが「水分補給」です。
福岡の街では…
◆街の人
「マイボトル持っている。ペットボトルだと持っていたらぬるくなるので、氷入れて持ち歩いている」
「家で作った炭酸水を水筒に入れている」
「遊びに行くときなど水筒を持たせている」
「節約。何度も飲み物を買うと高くつくので、なるべく出費を減らすために」
多くの人が持ち歩いているという水筒。
背景にあるとみられるのが、ペットボトル飲料の値上がりです。
伊藤園は10月から600mlの「お~いお茶」を、194円から216円に値上げすると発表。
サントリーも550mlの天然水を、170円から190円に値上げします。
こうした中、福岡市博多区の雑貨店では…
◆記者リポート
「こうして見てみると、小さなサイズから大きなサイズの水筒までさまざまな種類がありますね」
この店では水筒の売り上げが去年の同じ時期と比べて、約2割増えているといいます。
◆ハンズ博多店 永江彬乃さん
「需要が増えてきている一つの理由は、物価高で節約志向の人が増えている」
品ぞろえはなんと500種類以上!
1リットルを超える大容量タイプや、洗いやすさを追究した底を取り外せるボトルなど。
中には驚きの進化を遂げた水筒も。
◆ハンズ博多店 永江彬乃さん
「シリコンでできているボトル。飲み終わったら折りたためる。くるくるたたむと…こんなにコンパクトになる」
柔らかいシリコン製の水筒は折りたたむと元のサイズの半分以下に!
かさばらず持ち運ぶのに便利です。
そして、今年販売が始まった新商品は…。
◆ハンズ博多店 永江彬乃さん
「ふたを開けると…『氷のう』になっている」
飲料水を凍らせることで体を冷やす「氷のう」として使いながら、溶けたら飲むことができる「二刀流ボトル」です。
◆ハンズ博多店 永江彬乃さん
「年々暑くなってきているので体調を崩されないよう、夏を乗り切っていただきたい」
多種多様な水筒が登場する中、専門家からはこんな試算も…。
◆節約アドバイザー 和田由貴さん
「1日2本ペットボトル飲料を買うと、1カ月で約8400円かかる。年間10万円以上かかるので、ペットボトル飲料を買わないだけで節約になる」
節約にも熱中症対策にも心強い進化系の水筒。
この夏のお供に一つ用意してみてはいかがでしょうか。