7月3日に公示される参議院選挙。県内ではこれまでに5人が立候補を表明しています。
宮本周司氏:「人口減少という社会課題の中でいかに地域の力を蓄えていくのか」「選んでいただける地域づくり、また選んでいただける仕事や産業づくり。強みを伸ばしていくということに力点を置いた政治を我々が実践しなければいけないと思っています」
3期12年の経験をアピールする自民党の現職、宮本周司氏。地方の産業振興を重点に掲げます。一方、自民党のいわゆる「裏金」問題で宮本氏は2146万円の不記載がありましたが「預り金の認識だった」と説明しています。
牧野緑氏:「真面目に一生懸命働いている人たちがバカを見る。そんな社会をなくしたい。未来をあきらめている子どもたちに明るい未来を残してあげたいんです」
元自衛官で参政党・新人の牧野緑氏。出身は青森県で小松基地への配属を機に石川県へ移住しました。3人の子どもを育てる牧野氏は被災地・能登に個性豊かな学びの場をつくろうとフリースクールを積極的に誘致することを掲げています。
村田茂氏:「石破政権、消費税減税には背を向け続け、選挙目当てともいわれる1人1回こっきり2万円の給付。これでごまかそうとしています。日本共産党の前進で消費税5%減税、勝ち取っていこうではありませんか」
共産党の新人、村田茂氏は去年10月の衆議院選挙に続き国政への2回目の挑戦です。村田氏は物価高対策としてまずは消費税を5%に減税すべきだと訴えていて、最終的には消費税の廃止を目指しています。
浜辺健太氏「僕の武器は政治家じゃなかったことだと思います。しがらみのない国民目線の政治を行えると思っているので、しっかりと挑戦者として取り組んでいきたいと思っています」
今年3月までの7年間、小学校の教師を勤めていた国民民主党の新人、浜辺健太氏。候補者の擁立を断念した立憲民主党も支援します。浜辺氏は年5兆円の教育国債を発行し教育や子育てにしっかりと予算をつけるべきだと訴えます。
小澤正人氏:「NHK党さんに非常にお世話になったというところの恩返しがしたいっていうところが一番最初の動機の1つです。行政の利権とか特権というところをなんとかしたい」
政治団体、NHK党の新人で静岡県出身の小澤正人氏。化学メーカーや食品メーカーでの勤務を経て先月の東京都議会議員選挙に出馬、落選しています。小澤氏は行政による税金の使い方を見える化し、適正な事業仕分けを行いたいと訴えています。
物価高対策や消費税減税の是非が主な争点となる今回の選挙。7月3日から17日間の選挙戦がスタートします。