スルメイカやアマエビなど漁業資源の調査を行う漁業調査指導船。
2日、県は最新の調査機器を備えた新たな船を披露しました。地震で隆起した海底の様子を詳しく調べることも可能だそうです。
6代目となる県の新たな漁業調査指導船「白山丸(はくさんまる)」。先代の船は使用開始から29年たち、老朽化したため新たな船が作られました。新しい「白山丸」の全長はおよそ44メートル、最高速度は時速25キロと先代よりも大きくスピードが速くなりました。竣工式に合わせて、2日に漁業関係者などが船内の見学を行い、航行の安定性や乗組員の居住性が向上していることを確認しました。総事業費は17億6千万円、最新の魚群探知機や海底地形探査装置などを備えていて資源調査のほか地震の影響で隆起した海底の調査にも対応しています。
馳知事:
「地震による海底の隆起、こういった変化というのはどう考えても水産業に大きな影響を与えると思います。国交省にお願いして、海底の対応をしていただいたり、色んなことを連携するうえでも必要な船だということを実感できました」
新白山丸は早ければ今月中旬にも日本海でイカの資源調査を行う予定です。