料理を五感で味わえる岩手県盛岡市の肴町商店街の鉄板焼き専門店を紹介します。
オーナーシェフの永田峰人さんが「鉄板焼きは目の前で調理していくので、目でも楽しめ、焼いている音・香りなど五感で楽しめる」と話すように、「鉄板焼 音-OTO-」はライブ感のある鉄板焼きのレストランです。
2025年3月、ホットライン肴町にオープンした「鉄板焼 音-OTO-」、ディナーはもちろんランチのコースもおすすめです。
オーナーシェフ 永田峰人さん
「岩手県の食材を使ったコースになっている。一番最初は地元でとれた野菜を使ったサラダ」
ドレッシングには地元・藤原養蜂場のハチミツを使用し、いろどりと味わいが豊かなサラダです。
続いての前菜は2皿用意、1皿目は岩手県産の鮮魚を使ったマリネなど季節で変えるという。
オーナーシェフ 永田峰人さん
「本日の前菜は大船渡でとれたヒラメのマリネ。新鮮なヒラメを2日かけてマリネし夏らしいさっぱり風味のソースで仕上げる」
味だけではなく見た目にも夏を感じるひと皿です。
もうひとつの前菜は肉料理で、人気メニューのひとつ「短角牛を使ったシェフ自慢のビーフシチュー」です。ジャガイモのクリームと盛り付け、濃厚な味わいとクリーミーな舌触りが楽しめます。
オーナーシェフ 永田峰人さん
「デミグラスソースは、毎日煮込み少しずつ継ぎ足していくため味に深みが増していく」
そしてメインは短角牛を使ったハンバーグです。
オーナーシェフ 永田峰人さん
「短角牛を一頭買いしているため、毎日使用する部位が変わる。部位により練り方などが変わるため気をつけている」
五感で楽しむメイン料理、おいしく仕上げる焼き加減とは?
オーナーシェフ 永田峰人さん
「鉄板で表面にしっかり焼き色をつけ香ばしさをつけていく。表面を焼いてからオーブンで蒸し焼きにしてふっくら仕上げるように工夫している」
焼き上がったハンバーグから溢れだす肉汁、そのジューシーさに思わず心が躍ります。仕上げにデミグラスソースをかけて完成。
食欲をそそる香りは牛肉の風味が利いています。かめばかむほど口の中に広がるうま味、まさに五感で楽しむ絶品ハンバーグです。
この日のデザートは、県産の牛乳と卵で作る自家製カスタードプリン、ミルクの風味をより感じるひと品です。
永田シェフが目指すのは料理だけではなく雰囲気や空間も楽しめる店です。
永田シェフは「店名を『音』にしたのは、肉を焼く“音”などを楽しんでもらいたい、お客さまと一緒に店内に(楽しい会話など)いい音色が響くような空間にしたいと思った。お客さまもそういうところを楽しんでもらいたい」と話していました。