祇園祭 山鉾巡行の順番決める「くじ取り式」 争いなくすため応仁の乱後に始まった伝統行事
古都・京都の夏を彩る「祇園祭」の山鉾巡行の順番を決める伝統行事、「くじ取り式」が行われました。
厳粛な雰囲気の中、京都市会の議場には各山鉾町の代表者たちが和服姿で集まりました。
「くじ取り式」は、祇園祭の山鉾巡行の順番をめぐり、争いが絶えなかったため、応仁の乱の後、室町時代に始まったとされています。
慣例で順番が決まっている「くじ取らず」の山や鉾を除いた各山鉾町の代表者たちがくじを引きます。
「占出山、山一番!」
前祭の先頭・長刀鉾に続く「山一番」は、「占出山」が引き当てました。
山鉾巡行は前祭が7月17日、後祭が24日に行われます。