噴火警戒レベル2が継続されている岩手山では、7月1日に山開きに代わり安全祈願式が行われました。
松澤凱斗アナウンサー
「例年7月1日の山開きは多くの登山客でにぎわう岩手山の登山口ですが、通行禁止の影響もあって今は登山客の姿はありません」
岩手県八幡平市にある岩手山の焼走り登山口では、1日に市の観光協会など20人が参加して安全祈願式が行われました。
岩手山は噴火警戒レベルが2に引き上げられた2024年10月以降入山規制が続いているため、例年7月1日に迎える「山開き」は見送りとなり、2025年は神事だけが行われました。
参加者は山の安全や入山規制の早期解除などを願っていました。
八幡平市観光協会 田村正彦会長
「入山(規制)解除の際には、たくさんの皆さんが岩手山も含めこの一帯を楽しんでいただければありがたい」
岩手山の入山規制解除のめどはたっていませんが、観光協会では「ふもとには特別天然記念物の焼走り熔岩流などもあり、周辺の観光を楽しんでほしい」と呼びかけています。