松江市島根町にある市の宿泊施設が民間企業に譲渡され、7月1日に再オープンしました。民営化で利用促進に期待です。

福島睦アナウンサー:
日本海の絶景が目の前に広がる松江市島根町の宿泊施設。今日から新たなスタートを切ります。

松江市島根町、海辺の高台に建ち並ぶのは15棟のキャビン。
市が2005年に整備した宿泊施設「マリンパーク多古鼻」です。
7月、施設が民間企業に譲渡され、1日に再オープンのセレモニーが行われました。

松江市・上定市長:
残念ながら、この場所を松江市は生かし切れていなかったというのは、反省をしなくてはいけない。お金と知恵がないという所もあって、公募型のプロポーザルに懸けさせていただいた。

キャンプやBBQなどアウトドアレジャーの拠点として県外からも観光客が訪れますが、キャビンの利用者は記録が残る2010年の9020人をピークに年々減少。
コロナ禍前の2019年には、年間6000人台にまで落ち込んでいました。
このため、市は利用回復に向け民間への譲渡を決定、公募の結果、県内や東京で広告業を手掛ける「アップデート」が譲渡先に選ばれました。
代表を務める伊達晃洋さんは地元・島根町の出身、人脈と地の利を生かして地元漁師から新鮮な海鮮が届く売店を整備しました。

株式会社アップデート・伊達晃洋代表取締役:
今後は色んなアクティビティですね。船で出たりだとか釣りの体験が出来るだとか。そういった、ここでしか出来ないようなことをどんどんやって、価値の提供をしていきたい。

宿泊料金は15%ほどの値上げになりますが、体験プログラムやサービスが充実し、7月と8月には7割ほどの予約が入っているということです。

TSKさんいん中央テレビ
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