相続税や贈与税の基準となる土地の価格「路線価」が1日公表され、県全体では8年連続で上昇しました。
路線価は主要な道路に面する土地の1平方メートル当たりの価格で、国税庁が毎年1月1日時点で算定しています。
佐賀税務署によりますと県内で最も高かったのは、佐賀駅の南側にある佐賀市の「駅前中央通り」で、1平方メートルあたり23万5000円でした。去年より9.3パーセント上がり、9年連続の上昇となっています。
また鳥栖市で最も高かった「本通筋商店街」は、去年から9.4パーセント上がり1平方メートルあたり10万5000円と8年連続の上昇です。
伊万里市で最も高かったのは「国道204号通り」で、去年より2.3%上がり1平方メートルあたり4万5000円となりました。
県全体の平均では去年より3.3%上がり8年連続の上昇で、九州では福岡に次ぐ上昇率となっています。
算定した不動産鑑定士は、「佐賀駅前の広場が整備され賑わいを創出して繁華性が向上した。佐賀駅周辺では土地の需要が多く地価は上昇傾向にある」としています。