奈良市に住む75歳の男が、弁護士と名乗り、法律事務所名を記載した暑中見舞いを知人に送った疑いで逮捕されました。

弁護士法違反の疑いで逮捕されたのは、奈良市に住む75歳のアルバイト従業員の男です。

男は去年7月、本当は弁護士ではないのに、「弁護士法人代表弁護士」と自身が弁護士であるよう名乗り、法律事務所の名前を記載した暑中見舞いを奈良県内に住む知人宛てに送った疑いがもたれています。

弁護士法では、弁護士や弁護士法人でない者が、弁護士や法律事務所と標示したり、記載したりすることを禁止しています。

男は「土地を売るため、うその肩書が書かれたはがきを作り、送った」と容疑を認めているということです。

警察によると、男は警備会社でアルバイトをしていますが、宅建の資格を持ち、土地取引に関わって収入を得たいと考えていました。

そこで「弁護士などちゃんとした肩書きではがきを送ったら、何か相談のために連絡をしてくれると思った」と話しているということです。

暑中見舞いを受け取った知人男性の子供が、男が弁護士を名乗っていることを疑問に思い、弁護士に相談したところ、男が弁護士ではないことが確認され、警察が告発を受けて捜査していました。

関西テレビ
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