広島市の原爆供養塔に眠る遺骨の中で、名前などが分かりながら引き取り手のない死没者の名簿が30日、全国の自治体に発送されました。

広島市の平和公園の原爆供養塔には約7万人の遺骨が安置されていて、このうち、名前などが判明し遺族を待つのは812人です。

広島市によりますと、被爆80年を迎え、6月に入り新たに1人の遺族が2年ぶりに見つかっています。

原爆被害対策部調査課・古川裕子課長補佐:
今年は80年という節目の年になりますので、去年より30カ所多く発送しました。

広島市は7月11日から市内の公共施設などで名簿を掲示し、遺族の判明につなげたいとしています。

テレビ新広島
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