中学生から社会人までが出場する岡山県陸上競技選手権が6月29日までの3日間、岡山市で行われました。
真夏を思わせる強い日差しの中、行われた岡山県陸上選手権。7月の日本選手権やインターハイに出場する選手たちが熱戦を繰り広げました。
七種競技で2024年、日本チャンピオンになった熱田心(23)は100メートルハードルと200メートル、走幅跳びの3種目に出場しました。
28日の女子100メートルハードル決勝、7レーンの熱田は抜群のスタートで序盤をリードします。高校の後輩でもある8レーンの木梨に逆転され2位でのフィニッシュとなりましたが、優勝した木梨とともに大会記録を更新しました。
(岡山陸協 熱田心選手)
「自己ベストが狙えるぐらい練習からハードルは良かった。(13秒)8台なので良い走りはできたと思う」
29日の女子走幅跳び決勝では6回目に6メートル越えの跳躍を見せ優勝した熱田。日本選手権での七種競技連覇、さらにその先を見据えています。
(岡山陸協 熱田心選手)
「今年は世界陸上があるので6000点を出すこと。世界陸上に出るための記録や順位、(日本選手権)優勝は絶対条件で譲れない」
女子砲丸投げ決勝には日本選手権に出場を決めている岡山商科大3年の奥山琴未が出場。岡山県記録を持っている奥山は、5投目に大会新記録となる15メートル34を投げて優勝しました。しかし、15メートルを超えたのはこの1投のみ。日本選手権に向けて、反省を語りました。
(岡山商大 奥山琴未選手)
「平均で15メートルを投げたかったのでちょっとダメだった。もう一回、気を引き締めて頑張りたい」
奥山は、日本選手権で、初のベスト8入りを目指します。
一方、男子砲丸投げには、インターハイに出場する玉野光南高校3年の赤澤瑠依が出場。高校生の大会で使用するものよりも1キロ以上重い砲丸での試合でしたが、4投目に14メートル96を投げて優勝しました。
(玉野光南高 赤澤瑠依選手)
「インターハイの目標は、優勝を狙いつつ18メートルオーバーを投げたい」