佐世保空襲から80年にあたる29日、佐世保市では犠牲者を追悼する「献花式」が行われました。

佐世保空襲は太平洋戦争末期の1945年6月28日深夜から翌29日の未明にかけてアメリカ軍が行ったもので、これまでに1242人の死亡が確認されています。

29日に佐世保市では献花式が行われ、遺族や市民など約80人が参列しました。

追悼のことば 佐世保市 宮島大典 市長 
「今日に至るまでの平和な社会が築けたのは空襲の犠牲者をはじめ戦争で亡くなった多くの尊い犠牲の上に成り立っていることを決して忘れてはならない」

会場には高齢の空襲体験者や遺族も姿を見せました。

解散した佐世保空襲犠牲者遺族会 臼井寛 元会長(91) 
「世界から戦争を無くす方向へ繋いでいくことが、我々の最後の役目かなと考えている」

市は2024年、遺族会が解散したのを機に、2025年から追悼式の規模を縮小し「献花式」に変更しています。

テレビ長崎
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