福岡市の中洲で無許可でホストクラブを営業した疑いで、飲食店経営の男ら4人が逮捕されました。

悪質な風俗店などに対して規制を強化する改正風営法が6月28日に施行されてから、ホストクラブが摘発されるのは全国で初めてです。

風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反の疑いで逮捕されたのは、福岡市博多区住吉の飲食店経営・小林優容疑者(28)、従業員・関優大容疑者(22)、従業員・木村天駿容疑者(23)、従業員・堤琢朗容疑者(25)の男4人です。

博多警察署によりますと、小林容疑者らは共謀の上、福岡県公安委員会から風俗営業の許可を受けないで、5月25日、福岡市博多区中洲3丁目のホストクラブで、女性客らに酒類等を提供して飲食させた上、客席に同席して会話の相手をするなどの接待をした疑いです。

警察は共犯事件であることを理由に4人の認否を明らかにしていません。

摘発されたホストクラブは2023年5月ごろから営業していて、逮捕された4人ともホストとして働いていたということです。

また店ではシャンパンがボトル1本50万円で提供されていました。

6月28日に施行された改正風営法では、無許可営業をした個人に対しては「5年以下の拘禁刑」または「1000万円以下の罰金」、無許可営業をした法人に対する罰則も大幅に引き上げられ「3億円以下」の罰金となります。

4人が逮捕された容疑内容は「5月25日」で風営法の改正前ですが、6月28日の改正初日にも無許可営業疑いのある行為が確認されているため、警察は厳罰化された改正風営法の適用を視野に捜査を進める方針です。

テレビ西日本
テレビ西日本

山口・福岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。