横浜市の住宅街で4月、カギが盗まれる瞬間が防犯カメラに捉えられた。被害者がバイクから数分離れたわずかな隙に、自宅や物置のカギも付いたバイクのカギが盗まれたという。被害者は防犯面の不安から数万円をかけてカギを交換。しかし翌日、再び何者かが現れ、こっそり家の前にカギを返却していった。
怪しい男が住宅街でカギを盗む瞬間
神奈川・横浜市の住宅街で4月18日午後2時前に撮影されたのは、“カギ”に関する事件だ。しかも、白昼堂々と盗む姿が撮影されていた。

当時、被害者宅の前を通り過ぎる男女の姿がみられた。黒い服を着た男性が家の方へ近づき、止めてあるバイクにすっと手を伸ばし、刺さっていたカギを抜き取っていった。
当時の状況について被害者は「バイクで出勤するために自宅を出ようとしたところ、郵便ポストに投函物があるのを確認したので、自宅へ置きにいきました。その間2、3分です」と話した。

被害者が家に戻った一瞬の隙をついた犯行だった。

さらに盗まれたのはバイクのカギだけではなかった。被害者は、「自宅の鍵とバイク後ろのボックスの鍵、物置の鍵。一番怖いのは家のカギ。家族もいるので」と不安をこぼしている。
犯人再び…コソコソと盗まれたカギが返却
被害者はすぐに警察へ通報した。複製を恐れ、自宅のカギを交換し、6万6000円ほどの費用がかかったという。しかし、その翌日に奇妙な出来事が起きた。

辺りをキョロキョロと警戒する様子でゆっくりと歩いてきた人物が家の前で立ち止まり、何かをそっと置いていった。実はこれは盗まれたカギだった。何者かがカギを返しに来たのだ。

被害者は「犯人は20歳前後だと思う遊び半分でやったか分からないが、他人に迷惑をかけているからしないでほしい」と怒りをあらわにしている。警察は窃盗事件として捜査している。
(「イット!」 6月27日放送より)
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