29日未明、種子島宇宙センタ−からH2Aロケットとしては最後となる50号機が打ち上げられ、打ち上げは成功しました。
H2Aロケット50号機は29日午前1時33分、南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられました。機体は順調に飛行を続け、打ち上げから約16分後に搭載されている衛星が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。
南種子町には多くのファンがかけつけ、H2Aロケット最後の雄志を見届けました。
打ち上げを見に来たファン
「かっこよかった」
「最後のH2Aを見られてよかったです」
2001年8月に初号機が打ち上げられ、世界最高水準の成功率を誇ったH2Aロケットのラストフライトに担当者も安堵の表情を浮かべていました。
三菱重工 H2Aロケット打ち上げ執行責任者鈴木 啓司さん
「会社生活のほとんどを費やした。あー無事に分離してくれた(という思い)」
今後、日本の基幹ロケットは現在、5号機まで打ち上げられているH3ロケットに移行します。