27日午前8時過ぎ、うなだれるように警察署から出てきた男。
窃盗の疑いで逮捕された田中敦士容疑者(30)です。
被害に遭ったのは40代の女性で、田中容疑者が勤める会社の上司でした。
田中敦士容疑者:
部下としてかわいがってもらっていたのに、申し訳ない気持ちです。
盗んだのは、カルティエやショパールの高級腕時計や、6カラットのダイヤモンドの指輪など合わせて30点、実に3300万円相当です。
どうやって上司の家に忍び込むことができたのでしょうか。
オフィスでは、隣同士で仕事をしていたという2人。
ある日、田中容疑者は上司がいない隙に上着のポケットから鍵を拝借して合鍵を作製し、6月3日に合鍵を使って上司の家に侵入し盗みを働いたとみられています。
なぜ、田中容疑者は上司から貴金属を盗んだのでしょうか。
調べに対し、「羽振りがよくブランド品を身に付けているのが、うらやましくてやってしまった」と供述しています。
実は上司の女性が泥棒に入られたのはこれで2度目。
2025年3月、家から高級時計を盗まれていて鍵を新しく替えたばかりでした。
警視庁は田中容疑者の余罪について調べを続けています。