生産者もこの暑さに不安を感じています。
パクチー農家・池之谷衛さん(59):
この辺が“焼け”とか生育の悪いところになっちゃってるのかな。暑さによって
静岡県磐田市でパクチーを栽培する池之谷衛さん。
ハウス温室を使い年間を通じて生産・出荷しています。
東南アジアの料理などに使われるパクチーですが、地中海沿岸から西アジアが原産で実は最大の弱点が“暑さ”です。
暑さで葉の色が変色したり成長が止まってしまったりと、真夏の出荷量は他の時期の半分ほど。
2025年は異例の暑さですでに影響が出ているといいます。
パクチー農家・池之谷衛さん(59):
普通にいけば同じような高さでいくけど、成長が遅れて高さが違うので段になっている。例年はここまではひどくない。この時期では。
暑さ対策として、種植えから発芽までは遮光カーテンを設置するなどの対策にあたっています。
ただ、今後への不安が募ります。
パクチー農家・池之谷衛さん(59):
熱帯夜(夜に)温度が下がらないと地面の温度が下がらない。地温が下がらないと生育にも悪影響ではないかと。どこまでの暑さが続くのか、30℃位ならまだいいかなと。35℃が続くのはちょっと勘弁してほしいというのが願いかな
夏本番はこれから。
生産者にとっても頭を悩ませる日々が続いています。