太平洋戦争の延岡大空襲から29日で80年です。
これに合わせて宮崎県延岡市の中学校で犠牲となった教師の慰霊祭が行われました。
(生徒代表あいさつ)
「戦争という愚かなことが2度と起きないように努力し続けていきます。栗田先生どうぞ安らかにお眠りください」
1945年6月29日未明の延岡大空襲では、アメリカ軍が現在の延岡中学校にあたる安賀多国民学校に焼夷弾を投下。
カナダ生まれで日本語教師になることを目指していた栗田彰子先生を直撃しました。
この時、消火活動中だった栗田先生は25歳の若さで殉職しました。
延岡中学校では、毎年慰霊祭を行っていて、6月27日は全校生徒275人が参列。
遺族や生徒の代表が栗田先生の肖像画に花を手向けました。
(生徒)
「戦争の恐ろしさを伝えていって、風化じゃなく戦争はしたらいけないと伝えていきたい」
6月29日には延岡市の今山大師で法要が行われ、空襲の犠牲者を慰霊します。