80年前の沖縄戦を、障害者はどう生き抜いたのか。体験談を通じて平和を考える座談会が宜野湾市で開かれました。
学生時代に障害者の戦争体験を研究し、上間祥之介さんは耳や目が不自由だった6人から戦争体験を聞き取りました。
視覚障害者の女性の体験は脳性麻痺だった姉を父が背負って北部の山へ避難した時のことでした。
上間祥之介さん:
地域の人たちから家族に障害者が2人いるってことで、「攻撃の的にされる」「私たちまで犠牲になるかもしれない」と言う。結構きついことを言われたらしい
上間さんは、障害者の戦争体験は証言が少なく重要だが実相を伝える難しさがあると語りました
参加者:
戦争体験の話を聞くだけで、大変だなぁって。障害を持っている自分たちに降りかかったときに、どうなるんだろうって、今とっても気になっています
自立生活センター・イルカでは、今後も戦争を起こさないために、当事者として考える取り組みを進めます。