奈良・下北山村で、走行中のライダーの目の前に鹿が飛び出す瞬間がカメラに捉えられた。間一髪で衝突を回避したが、撮影者は「ぶつかっていたら確実に転倒だった」と語っている。一方、岐阜・多治見市では、鹿が車の進路をふさぐように通せんぼし、まるで“あおり運転”のような動きを見せる様子も確認されている。
バイクと接触寸前!山道で鹿が飛び出し
奈良・下北山村で7日、山道を走っていたライダーが目にしたのは、茂みから飛び出してきた子鹿の姿だった。

撮影者はまだ距離があるから大丈夫と子鹿に気をとられていた。しかし次の瞬間、同じ茂みから親鹿とみられる2匹目が飛び出し、ぶつかる寸前のところを通過していった。
撮影者は「おおおお…」と驚きの声をあげていたが、ビックリしたのは鹿も同じで、のけ反るように飛び跳ねていた。
当時の状況について撮影者は「間一髪!本当に間一髪です!近いというか、もう当たってるんかなと、もう触ってるんかなみたいな感じの距離。ぶつかってたら確実に転倒ですね」と語っている。
その後、鹿は2頭揃って山奥へ消えていったという。
鹿があおり運転?バイクの走行を妨害か
さらに岐阜・多治見市で9日、こちらでも走行中の車が鹿と遭遇した様子がカメラに捉えられた。

この撮影者は鹿が端に寄った隙に、追い抜こうとしていた。しかし、鹿は先には行かせまいと言わんばかりに、撮影者の前で通せんぼをしてきた。
撮影者は「ジャマだなと思いながら、でもちょっとどかそうと思うと、グッとこっちに入ってきて」と語っている。
鹿はまるで挑発するかのように、右に左にと揺られながら歩き、まるであおり行為をしているようにも見える。撮影者によると、この状態が1分ほど続いていたという。
その後について撮影者は「最終的には対向車線の方の目の前に飛び出していって、対向車線の方も急ブレーキ踏んで…。事故とかがなくてよかったかなという感じ」と安堵した様子で語っている。
(「イット!」 6月26日放送より)