暑さへの対策は様々な場所で欠かせません。
6月20日、猛暑日となった京都市内の小学校では小学3年生の児童7人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
当時は体育の授業中でした。
子供たちが日中を過ごす学校現場での対策は?
静岡県沼津市にある静浦小中一貫学校。
グラウンドで遊んでいた小学生が教室に戻る前にピロティで足を止めていました。
児童:
あ~気持ちいい~
設置されていたのはミストシャワーです。
実はこちら10年ほど前に当時の教職員が市販の物干し竿やホースなどを使って作りました。
いまでもこの季節に活躍しています。
4年生の児童:
みんな急に集まってきて、いつもびしょ濡れになって帰っていく
4年生の児童:
(Q.髪の毛が濡れているが汗?ミスト?)ミストです。ミストを浴びることで服が濡れて冷たくてみんなハキハキと授業ができている
沼津市立静浦小中一貫学校・芳賀純一 教頭:
体を内側から水分(補給)で冷やすということもあるが、(ミストは)外側から冷やすということで大変効果があり子供たちもとても喜んでいる
また、学校では毎日3回決まった時間にグラウンドや体育館などで暑さ指数を計測。
5段階の熱中症ランクに応じて激しい運動が伴う体育の授業内容をグループワークなどに変更しています。
場合によっては屋外での活動を中止することも…。
沼津市立静浦小中一貫学校・芳賀純一 教頭:
特に今年は例年よりも早めに暑さが到達しているので苦労している。子供たちの様子をしっかり見て観察して、早めに異常を把握することが大切になってくる
これから迎える夏本番。
熱中症を警戒する日々が続きます。