6月17日に発生した東北新幹線の運転見合わせについて、JR東日本は、この日の車両故障は合わせて4件相次いで発生していて、いずれも車両の電源装置の半導体損傷が原因だと明らかにしました。

6月17日、東北新幹線で栃木県内を試験運転中の新型車両「E8系」が車両故障で走行できなくなり、東京・仙台間の上下線がおよそ5時間半にわたって運転を見合わせました。

JR東日本 高岡崇東北本部長
「この度は誠に申し訳ございませんでした」

JR東日本東北本部は、6月26日の会見でトラブルについて謝罪しました。

JR東日本は、この日の車両故障は栃木県内と福島県内で他にも3件、合わせて4件が相次いで発生していて、いずれも、同じE8系の車両に搭載された補助電源装置の半導体の損傷が原因だと明らかにしました。

一方で、なぜ損傷したかについては現時点では理由を特定できておらず、気温など外部環境の影響も含めて調査を進めるとしています。

トラブルの影響で山形新幹線は現在も、一部運休や福島と山形・新庄間の折り返し運転となっていてダイヤの乱れが続いています。

JR東日本 高岡崇東北本部長
「このような事態を重く受け止め、いま一度グループを挙げてお客さまに安心してご利用いただける、新幹線サービスを提供できるよう、信頼の回復に努めてまいりたい」

仙台放送
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